オープンレジャー(OpenLedger)登録と使い方


オープンレジャー(OpenLedger)は、海外の分散型取引所(DEX:Decentralized EXchange)です。

デンマークの取引所であるCCEDX(Crypto Coins Enterprise Denmark)とBitSharesの開発チームによって、オープンレジャーは設立されました。当然、オープンレジャーはBTSのウォレットも兼ねています。CCEDXは昨年度の世界の影響のあるフィンテックブランドで31位でした。オープンレジャーは、”Smart Trading Decentralzed(分散型スマート取引)”をコンセプトに掲げており、仮想通貨だけではなくドルやユーロなどのフィアット、株式、債権、投資信託など、あらゆる価値をスピーディーに取引可能な分散型金融プラットフォームになることを目標としています。

分散型取引所(DEX)とは、P2Pによって実現された管理者のいない取引所のことです。通常の取引所ですと、取引が成立するとユーザーの資産を預かることになりますので、それを管理する義務があります。また、仮想通貨の世界では、取引所がハッキングされることは、日常茶飯事ですので、それに対応するために、セキュリティーを強化する等、対策が求められます。そのような通常の取引所が抱える負担は、分散型取引所には必要ありません。分散型取引所では、売りをするまで、個人の資産にアクセスすることができないため、自ずとカウンターパーティーリスクを避けることができるのです。
オープンレジャー(OpenLedger)は、世界初の分散型取引所であり、そのコンセプト自体はとても魅力的なのですが、残念な点もあります。まず、取扱い通貨が少ないことです。同じ分散型取引所であるイーサデルタ(EtherDelta)が数百種類の通貨を扱っていることを考えると、もっとバラエティを増やすことはできないのかと思います。次に、操作がわかりにくいことです。これは、無人の取引所であるが故に顧客目線のシステムの実装に労力を費やすことができないからでしょう。分散型取引所にユーザビリティを求めるのは酷かもしれません。



1.オープンレジャー(OpenLedger)の登録方法

OpenLedger公式にアクセスしてください。”Welcome to Openledger(オープンレジャーへようこそ)”画面から、”Create Account(アカウントを作成する)”ボタンを押下します。

アカウントは、”Wallet model (ウォレットモデル)”と”Account model (アカウントモデル)”のどちらかを選択することができます。アカウントモデルは、どこからでもアカウント名とパスワードからウォレットにログインすることができます。しかし、パスワードがブルーフォース攻撃にさらされる危険性もあり、それの対策として、長いパスワード(20文字以上)を設定することをお勧めします。一方、ウォレットモデルは、セキュリティが堅牢なアカウントになりますが、現在のブラウザとPCのみに利用が制限され、ウォレットを他のブラウザやPCに移行するためには、バックアップファイルあるいは”brainkey”を使用することになります。ここでは、ウォレットモデルを選択することを推奨します。

お好きなアカウント名を入力しましょう。このアカウント名がブロックチェーンに登録され、あなたのトランザクションが発生した時に、IDとなります。パスワードはなるべく複雑なものを入力してください、パスワードの使い回しは必ず避けてください。パスワードは、資産の移動もしくはバックアップの復元時に必要となります。メモをとって、忘れないようにしましょう。なお、初めてオープンレジャーのアカウントを作る時、オープンレジャーウォレットが、自動的に作成されて、ブラウザに保存されます。

現状、ウォレットはブラウザ上に保存されているだけですので、もしブラウザのデータが失われた時にウォレットを復元できるようにしていくことは、大切なことです。そのため、必ずバックアップを作成しましょう。”Create backup now(すぐにバックアップを作成する)”ボタンを押下すると、パックアップファイルがダウンロードされます。


2.オープンレジャー(OpenLedger)の使用方法1 ~Account~

“Overview(概要)”です。”Balances(残高)”と”Recent activity(直近の活動)”の項目があります。”Balance(残高)”では、ウォレット内の資産状況をチェックできます。オープンレジャーの基軸通貨はBTCではなくBTSですので、BTS換算での資産表示と構成比を見ることができます。”Recent activity(直近の活動)”では、取引や送金などの履歴を確認することができます。CSVで履歴をダウンロードすることもできます。

“Membership(メンバーシップ)”です。アカウント作成直後は、誰でも”Basic Member(基本会員)”です。普段利用にはこれで特に問題ありません。ただ、有料の”Lifetime Member(生涯会員)”も存在します。生涯会員になれば、取引手数料の80%がキャッシュバックされたり、アフィリエイトプログラムに参加することができます。アップグレードには現時点(2017/11/23)で、”1456.76103 BTS(約2万円)”かかります。

“Open orders(注文状況)”です。現在の注文状況を確認することができます。”Cancel”ボタンを押すと、注文を取り消すこともできます。

“Voting(投票)”です。ビットシェアーズのユーザーは投票を通じて、プロジェクトに参加することができます。ビットシェアーズのブロックチェーンのトランザクション承認は”DPOS”方式で行われており、承認者となる”WITNESSES(証人)”には、誰でも立候補することができ、BTS保有者の投票で選ばれ、解任されます。投票権は、BTSの保有量に応じて割り当てられます。


3.オープンレジャー(OpenLedger)の使用方法2 ~send/deposit/withdraw~

“SEND(送金)”です。オープンレジャーのネットワーク内で送金する場合、”SEND(送金)”を利用します。”Acoount name(アカウント名)”を入力して、”Memo(メモ)”にメッセージを入力することができます。ただ、サイズが大きくなるほど手数料が高くなるので気をつけてください。”SEND(送金)”は、少額の手数料を支払えば利用できます。

“DEPOSIT(入金)”です。「入金したい通貨を選択してください(画面中央左)」とあるのでBTC(ビットコイン)を選択。勿論、他の通貨も選択可能です。画面右下の”Deposit instruction(入金説明)”を見ると「BTCを下記アドレスに送ってください」と書かれているので、その通りに、BTCを入金してみます。

しばらくすると”Deposit summary(出金まとめ)”の”Current balance(現在の残高)”に入金が反映されました。このようにBTC(ビットコイン)で入金すると、自動的にOPEN.BTCに変換されることがわかります。これで、BTSなどのコインを購入する準備が整います。

“WITHDRAW(出金)”です。まずは、画面中央左にあるフォームから出勤をしたい通貨を選択します。そして、画面右下にある”WITHDRAW NOW(今すぐ出金する)”を押下しましょう。

続いて、ポップアップ画面で出金数量と宛先アドレスを入力します。手数料も確認して、問題がなければ”WITHDRAW(出金)”ボタンをクリックします。後は画面に従っていけば取引完了です。


4.オープンレジャー(OpenLedger)の使用方法3 ~exchange~

“Exchange(取引)”です。オープンレジャーの取引では、”Buy(現物買い)”や”Sell(現物売り)”だけではなく、スマートコインに限って、証拠金のBTSを預けることで “Short(空売り)”もできます。取引には発注するたびに手数料が発生します。なぜ管理者不在のプロットフォームであるのに、手数料がかかるかというと、不正な取引が行われないようにトランザクションを監視するネットワーク維持費用がかかっていると考えましょう。

取引画面右上にある”MY MARKETS”あるいは“FIND MARKETS”から、通貨ペアを選択することができます。基軸通貨となるのは、”OPEN.BTC”、”USD”、”BTS”、”OBITS”の4種類です。”OPEN.BTC”とは、オープンレジャーが提供しているBTCのIOU(預かり証)です。お気に入りの通貨に星シンボルをつけることができますので、後で探す時に楽になります。

“Price Chart(価格チャート)”です。選択した通貨ペアの価格をローソク足で見ることができます。デフォルトで移動平均線が表示されています。チャート右上にある”Tool(ツール)”では、トレンドラインとフィボナッチリトレースメントを使うことができます。さらに”Indicators(指標)”では、”SMA(移動平均線)”に加えて”EMA(指数移動平均線)”、MACD、ボリンジャーバンドを表示させることができます。そのため、テクニカル分析も行える仕様です。

“Market Depth(市場の厚み)“です。視覚的にわかりやすく”SELL(赤)”と”Buy(緑)”の注文状況を確認することができます。両者の感覚の大きさがスプレッド(値幅)です。流動性が大きくなるほど、狭くなります。

注文は画面下にある”BUY (BTS)”と”SELL (BTS)”から行います。注文方法は、「成行注文」と「指値注文」があります。「指値注文」では、オーダーブックに並んだ注文を見て、”Price(価格)”とQuantity(数量)を入力します。そして、”BUY / SELL”ボタンを押下します。「成行注文」の場合は、”Lowest ask / Highest bid”にある価格をクリックして、”Quantity”を入力、”BUY / SELL”ボタンを押下します。注文は”MY OPEN ORDERS”から取り消すこともできますので、注文を間違えたら慌てずにキャンセルしましょう。

OpenLedger公式