モナコイン(Mona Coin)




1.モナコイン(MONA coin) 概要

モナコインは、2014年1月にワタナベ氏によってリリースされた、「国内初/発」の仮想通貨です。「モナコイン」という名前は2ch(ちゃんねる)のアスキーアートである「モナー」にちなんで名付けられました。リリース当時の価格は、およそ2.5円です。モナコインは2ch(ちゃんねる)発祥であるため、日本のサブカルチャーと密接な関わりがあります。例えば、「投げMONA」という言葉があります。投げMONAとは、良いコンテンツを提供したクリエイターにモナコインをチップとして送金することです。現実世界の投げ銭と同じ感覚ですね。主に、ニコニコ動画やPixivで投げMONAが行われていました。

モナコインは、2015年3月にザイフ(Zaif)が取り扱いを始めました。しばらくの間はザイフでしか取引できない状況が続きましたが、2017年10月には国内最大手の取引所ビットフライヤー(bitFlyer)に上場しました。その直後は価格を大きく高騰させています。また、海外の大手取引所ビットレックス(Bittrex)にも上場しています。ビットレックスでの出来高も多く、海外からも注目されていることがわかります。

2015年3月、モナコインがザイフ(Zaif)に上場しました。また、海外大手の取引所であるBittrexでも取り扱われ、2017年10月にはビットフライヤー(bitFlyer)に上場して、価格を高騰させました。

モナコインの取引承認システムは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)です。モナコインは、採掘アルゴリズムに「Scrypt」を採用していました。Scryptは当初はACIC耐性のある通貨が必要という認識から開発されましたが、今ではScryptアルゴリズムを実装したASICが出回っています。そこで、モナコインは採掘アルゴリズムを「Lyr2REv2」に仕様変更しました。Lyr2REv2も反ASICの思想の元、開発されました。仕組みは、ハッシュアルゴリズムを直列に繋いだ後、Lyr2REv2という1GB強のメモリを消費するハッシュアルゴリズムに繋げられます。大量にメモリを消費するという特性上、もしASICが作られても膨大なメモリ投資が必要になるため現実的ではありません。

モナコインの発行上限枚数は、1億512万枚です。これはビットコインの約5倍、ライトコインの約1.25倍です。通貨の供給量が多いということは、単純に単位ごとの価格は少なくなりますので、モナコインがビットコインやライトコインの価格を追い抜くことは99%あり得ないでしょう。また、モナコインの半減期は、1,051,200ブロック毎(約3年に一度)と決まっています。半減期はマイナー収入が減るため、市場への供給量が少なくなり、価格が高騰しやすい傾向があります。実際、2017年7月16日に半減期が訪れるまでモナコインの価格は高騰していました。

モナコインは世界で最初(2017年春)にSegWitをアクティベートさせたことで注目を集めました。SegWitをアクティベートするとブロックサイズを圧縮することができます。従来の方法では、すべてのトランザクションにそれぞれ電子署名のデータが入っていました。そこで、SegWitを導入すると、取引データと署名データが個別に扱われ、署名データの重複削除がされます。これによって、
空きができたスペースに別のトランザクションを入れることで、60%~70%の増量が見込まれています。SegWitは今ではビットコインやライトコインに導入されていますが、モナコインが最初に導入したということで、海外からの認知も上がったように思います。


2.モナコイン(MONA coin) 特徴

・取引スピードが早い

モナコインの取引スピードは非常に早く、ブロック生成時間は約90秒です。ビットコインの約10分やライトコインの約2.5分と比べると、格段に早いことがわかります。そのため、送金・決済といった本来の通貨の役割をモナコインは代替できる可能性が高いです。ただ、必ずしも取引スピードが早いことが正義であるわけではありません。ブロック承認時間が短いということは、それだけ各ノードがブロックの正当性を確認する時間が少ないことを意味しますので、安全性が損なわれる可能性があります。それが、どの程度まで影響するかは今後の展開次第です。

・ユースケースが多い

モナコインは取引速度が早く価格もお手頃な値段であるためとても実用的な通貨です。ビットコインにも送金や決済といった仕組みは当然備わっていますが、BTC価格の暴騰と取引遅延によって、手数料価格の増加や取引スピードの遅延などの問題を抱えており、実用的であるとはいえません。その土俵の上では、モナコインはビットコインに引けを取りません。さまざまなユースケースがあります。

a. 掲示板サイト「ASK Mona」

掲示板で気に入った投稿に「投げMONA」することができます。人気の高い投稿は、文字の色が変わったり文字が太くなったりして目立つようになります。ユーザー間でモナコインのやり取りをしていると、「段位」が上がる仕組みです。中には無差別にモナコインを配る太っ腹な人もいます。また、この掲示板から、モナコインに関する企画が生まれることも多いですので、モナコインホルダーの方はチェックしておきたいところです。

b.「tipmona」(Twitter)

tipmonaを使うと、Twitterのユーザー同士でモナコインを投げ銭することができます。登録は不要でTwitterのアカウントを持っていれば、誰でも利用可能です。この機能は他の仮想通貨、例えばネム(Nem)などにもありますが、tipmonaはその先駆け的存在です。一時、Twitterによってアカウントが凍結されたようですが、現在は復旧している模様です。

c. ECサイト「Monappy」

Monappyは、モナコインで支払いができるECサイトです。イラストや漫画といったデジタルコンテンツから、コーヒー豆やお米などさまざまなものを売買することができます。オークションサイトのモナオクでは、土地が出品され購入されたことで、大きな話題になりました。

d. モナコインが使えるリアル店舗

モナコイン決済を導入している店舗は少なくありません。モナコインのルーツは秋葉原にあるということで、秋葉原のPCショップArkではオンライン・オフラインともに、モナコイン決済に対応しています。同じく秋葉原のメイド喫茶プリモプリマでもモナコイン決済をすることができます。これから、モナコインが利用できるリアル店舗は増えていくでしょう。
MONAコインが使えるショッピングサイトMONAPPYMONAPPY(モナッピー)

e. トークン発行「Monaparty」

カウンターパーティーと同じ仕組みで、独自のトークンを発行するMonapartyというサービスがあります。ここでは、モナコインをバーンすることで、XMPというトークンを入手することができます。トークンは、モナコインのブロックチェーン上で管理されるので、手数料はモナコイン払いです。ちなみに、カウンターパーティーはビットコインのブロックチェーンを利用しているので、手数料や取引速度がひどい有様です。

・強固なコミュニティー

モナコインは国内産の仮想通貨ということで、愛着を持つ日本人が多く、コミュニティーの強さには定評があります。投資する通貨を決める時に大きな判断軸の一つとなるのは、その通貨まわりのコミュニティーが活発であるかどうかです。モナコインのコミュニティーの強さを示す具体例をあげます。

例えば、
・モナコインちゃん:コンペによって審査されたモナコインの擬人化
・神社設立:有志によりモナコインの神社が建てられる
・同人雑誌の発行:有志により発行され冬コミ等で出品
・リアルモナコイン:現物のモナコインで、デザインはコミュニティー参加者により決定
・ビル広告:個人によって秋葉原のビルに1週間モナコインの広告が表示される
などです。

これらの活動がほぼボランティアで行われている実情からわかる様に、モナコインのホルダーは、金銭的な報酬よりもモナコインの魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいという心理的な報酬に基づいて行動しています。時価総額がまだそれほど高くない通貨ですので相場の乱高下もあり、投機マネーが流入することもありますが、モナコインの価値を支えているコミュニティーが活発である以上、モナコインの人気も持続的に発展していく可能性は高いのではないでしょうか。


2.モナコイン(MONA coin)の将来性

モナコインは最初のうちはそのネーミングやロゴなどからネタコイン扱いされることが多かったですが、SegWitのアクティベートや海外大手取引所での上場を果たすなど、本格的に通貨としての価値が認められてきました。技術的に優れ、実用性もあり、コミュニティーも強いという三要素はこれからもモナコインの価値を支えていくでしょう。ただ、モナコイン人気が高まりすぎて価格が暴騰したり取引遅延が生じたりするようになると、実用性を維持することが難しくなる可能性はあります。また、セキュリティ面でも少々不安が残る通貨です。ただ、総合点としては十分これからも価格が伸びていくポテンシャルを持っているといえます。


公式HP https://monacoin.org/ja/
ウォレット(wallet) https://monacoin.org/ja/download.html
ティッカー(通貨単位) MONA
取引承認システム PoW Proof of Work(プルーフオブワーク)
インセンティブ マイ二ング
総発行枚数 105,120,000枚
取り扱い取引所 ザイフ(Zaif)
ビットフライヤー(bitflyer)
ビットバンクトレード(bitbanktrade)
ビットレックス(bittrex)

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